繋がる伊南(いなん)~田切の橋

あるぷす不動産が面する道路は、国道153号線伊南バイパスと言います。隣り合う駒ヶ根市と飯島町をほぼ一直線に貫いてしまう全長9Kmのバイパスです。そして、残りの工事区間の「田切地区」に架かる大橋が間もなく繋がろうとしています。
この橋の完成で伊南バイパスは今年度中に全面開通となるはずです。実に30年の長きに渡る工事で、その間には幾多の工事凍結も経験。さらには4車線化から2車線化に変更されて開通することになりました。今の時代は30年前に想像した未来とはかけ離れた部分も多く、開通への想いは人それぞれのようです。「伊南(いなん)」地区は、長野県南部の中核都市である伊那市に比べて、人口も経済力も劣る伊那市南部の4市町村が「伊南」というキーワードで団結してきた歴史があります。農協、消防、医療、教育、スポーツ、行事そして「お母さんは隣村からお嫁に来た」「娘は隣町に嫁がせた」という具合に、伊南は親戚みたいな関係です。その地域が地形的なハンディを克服して、一直線の道路で結ばれることには大きな意義があるはずです。開通の機会にはまたご案内したいと思います。