田植えのピーク越える

皆さま、ゴールデンウィークはどう過ごされましたか?先月の記事でも少し触れましたが、心配した通り、このGW中の長野県での山岳事故は17件が発生し、数名の登山者が亡くなりました。長野県外ではニュースにならないことですが、長野県の山岳事故はこれほど日常的に多く起こっているのです。さて、ずい分例年に比べて肌寒い気候が続いていた駒ヶ根も、ここに来て一気に気温が上昇し半袖で過ごせるほどになりました。田植えもピークを超え、各田んぼからはカエルの合唱が始まっています。多くの農家は土・日休みを利用して田植えを行いますが、事情によっては会社を休んでの田植えとなります。田植えで会社を休む事はとても仕方がないことで、むしろどうぞ!どうぞ!的に許されるのも田舎の特徴です。田植えあとは田んぼの水の心配や、土手の草刈りといった重労働が続きます。田舎にとって“米”は命ですから、田んぼが無かった家がどれほど食べる物に苦労したかや、戦時中に疎開して来た子供たちがどれほど食べるものが無かったかなどの話を聞かされると、人々が田んぼを大切に代々守ってきた思いが伺えます。いくつかのエピソードはまたいずれの機会にお話します。

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