天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫が、地上(日本)に降臨したので天孫降臨です。
孫である「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」には、天照大御神から「稲穂」を授けられました。「この稲を育てて日本を豊かにするように…」そう仰せになります。これが「斎庭の稲穂(ゆにわいなほのしんちょく)」で、日本人が米を食べることになった始まりです。
日本人であれば、米を食べずに生きてはいけないでしょう。
外食を嫌う大谷翔平君もその一人です。
稲穂を授けてくれた天照大御神の子孫が、今の126代天皇・徳仁陛下であり、日本はその皇統が2,684年間も続く世界最長国であり、米がなくては生きられないのが日本人です。これが私たちの国柄です。
ところが、スーパーからコメが消えて3週間になりました。「令和のコメ不足」だそうです。
しかしおかしなことに、田んぼ農家である伊那谷のお爺さんたちは、息子夫婦や孫たちにこう言います。
「やい、オメー達。ちーっと米を食ってくれにゃ、余ってしょうがねーわ!」
「令和のコメ不足」の中、伊那谷の農家では、米は足りないどころか、余っているのが実情です。食生活が変化し、人口減少の現代では、昔ほど自家製米は消費しないのです。
令和のコメ不足は流通米のトラブル。スーパーからコメが消えるのは都会も地方も同じで、出荷調整されて市場に流れる流通米が、ひょんな事情から足りなくなってしまったに過ぎません。
こんな理由で日本人が米を食べられない現状には、神々も憂いている事でしょう。
大阪府の吉村知事が、国の備蓄米を放出するように発言しても、お役人は「間もなくすれば新米が出回るので、コメ不足は解消されるだろう」と、他人事です。
今日のコメさえ無いのに、国家公務員には育ち盛りの子供や孫はいらっしゃらないようです。政治家に至っては、やれ「総裁選出馬だ」などと躍起で、国民を憂う発言は聞こえてきません。
「斎庭稲穂の神勅」を知らず、日本人の食文化、国の有りようを心得ていない人々こそ、「令和のコメ不足」の根本原因ではありませんか?
「米」は決して切らしてはいけないのです。十分足りているのに…。
中高年家庭である、我が家の米なし生活も2週間以上が経過しました。
親戚知人に頼れば良いのでしょうが、それでもスーパーへ行けば、他の食料品は途切れることなく並んでいます。被災したことを想えば夢の様な生活なので、子供のいる家庭に十分行き届いた後、お米は購入したいと考えています。
【日本のお米は「斎庭稲穂の神勅」の一握りの稲穂から、一粒万倍を繰り返して現代に実る】~駒ヶ根市東伊那の水田地帯~