氷点下のお休み習慣

寒中を迎えた駒ヶ根です。毎晩、当たり前に-10℃位まで下がるでしょうか。これからは日中も0℃以上にならない「真冬日」も多くなります。かつて長野県の小学校には「寒中休み」という連休がありました。3~4日間程度の短い休みでしたが、「あまりに寒いから学校へは来なくて良い」という意味だったと皆が思っています。しかし子供は風の子、田んぼのスケートリンクでスケートをしたり、そり遊びに興じました。近年だと、東京ディズニーランドが寒中休みの長野県民を当て込んで「長野県民パスポート」を発券していたのをご存知でしたでしょうか?土・日完全週休二日制になってしまった今では、このような独自のお休み習慣は無くなってしまいました。そうそう、田植えや稲刈りの時期には「農繁休業」というものもありました。これは「おうちの手伝いをするように」という意味に違いありません。その代わりに、夏休みは短くしてバランスが取られていました。小中学校のスケジュールは各市町村ごとに決められているそうですが、一律横並びで以前の習慣は消えてしまいました。もっとも長野県は共働き県なので、平日に子供だけが休みでも困りますから仕方のないことでしょう、時代が違います。それにしても、昔の田舎の子は手が「あかぎれ」たり、鼻水を垂らしっぱなしの子がいっぱいいたのに、今は見かけないのは、衣食住の環境が良くなったということなんでしょうね。

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