旧駒ヶ根カントリークラブ

稲刈りが真っ盛りの駒ヶ根です。
今月は、関西地方の台風被害と北海道の地震災害が立て続けに起こるという不幸な月となりました。台風では「ソーラーパネルの危険性」が浮き彫りになり、北海道の大停電では「自然エネルギーに頼った発電力の限界」も取り沙汰されました。良い面と悪い面の両方があるのでしょうが、地方では閉鎖したゴルフ場をメガソーラー発電所に転用する流れがあるのも実情です。
駒ヶ根市中沢にも、「駒カン」の愛称で親しまれたゴルフ場がありました。大変な山奥の、褒められるようなゴルフ場ではありませんでしたが、それでも18ホールを備えた市内のゴルフ場でもあったため、多くの市民ゴルファーがここで腕前を上げたのでした。ところが2007年には営業停止。その後に紆余曲折を経ながらも何とかコースだけは運営されていたのですが、ついに2015年には完全閉鎖。最新の所有者はメガソーラー発電所への転用を発表したのでした。そして今年2018年の冬からは発電事業がスタートするそうです。
パネルを設置する直前の駒カンに入れてもらうと、クラブハウスは面影もなく取り壊され、コースは芝とも草とも区別がつかない荒れ放題となっていました。もう再び市民が足を踏み入れることは出来ませんが、楽しかった思い出話は長く語られていくことでしょう。