駒ヶ根の元日営業

本年もよろしくお願い申し上げます。
平成最後のお正月、駒ヶ根は晴天続きの穏やかな日々でした。
さて近年、元日営業の是非が取り沙汰される中、駒ヶ根はどんなものなのか気になっていましたので、元日の夕方に市内を一周してみました。最も気になるスーパーマーケットは、営業しているチェーン店としていないチェーン店とに分かれていました。市街地にある地元経営の商店・店舗は予想通りに完全休業しており厳粛な雰囲気が漂う一方で、ロードサイドの飲食チェーン店は全店で営業をしていたのが対象的でした。
元日営業には違和感を感じる人が多いものの、サービスを必要とするお客さんがいるのも事実です。今年は良い機会だったので元日の夕食時に牛丼店に入ってみました。直ぐに感じたのは、お正月は誰もが休みで、誰もがお正月気分でいるわけではないという現実です。元日の夜であっても、一人で牛丼店を訪れる老人、父子家庭と思われる家族、そして仕事着の若者などが訪れます。店側も元日は閉店した方が得とわかっていると思うのですが、365日24時間営業に「使命感」を持って営業しているのであれば、一概に元日営業を非難できないのかもしれません。そしてこんな小さな街でも、お正月も関係なく様々な境遇で頑張っている人々がいることを、元日夜の牛丼店で学びました。
今年もこの街が平穏でありますように。