蕗の薹(ふきのとう)

窓から眺める外の景色は「ん?春だな!」と目で思うのですが、いざ外へ出てみると風の冷たさに「まだ冬だな…」と肌が感じてしまうギャップに戸惑うこの頃です。
それでも、春分の日も近いですから、確実に春はやってきています。早速、家族が「ふきのとう」を沢山採ってきました。田んぼや畑が多い地域ですから、身近な春の使者第一号といえばやはりこれです。
早速天ぷらにしていただくのと、定番のふきのとう味噌がいいですね! 信州の人は野沢菜の漬物を冬期に多く食べますので体に塩分がたまりますが、春にふきのとうが塩分を体外に排出してくれるのだそうですから、上手くしたものですね。またあの苦みが肝臓に良いそうですから、お父さんの薬にもなるようです。
間もなく、雪の合間から顔をのぞかせる福寿草の便りも届くでしょう。千昌夫の唄ではありませんが、確かに季節の移り変わりをダイナミックに感じることができるのも田舎暮らしの楽しみです。

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