延期していた成人式

2022年もあるぷす不動産をご愛顧のほど、宜しくお願い申し上げます。

元旦翌日の1月2日、駒ヶ根市では成人式が行なわれました。
1月2日?そう、おかしいですよね。成人の日は「1月10日」で、全国ではこの日に式典を行います。
ところが、駒ヶ根市の場合は例年「お盆の8月15日」が成人式と決まっています。「街を離れている新成人でも、お盆の帰省に合わせた成人式ならば、共に過ごした同級生と出席できるだろう」そんな親心なのです。
ところが令和3年はコロナ禍で、お盆の定期開催を延期せざるを得ませんでした。「1月2日」が成人式だった理由は、昨年の新成人のための「延期していた成人式」だったのです。

思えば、令和2年度の新成人たちには「成人式」そのものが中止されてしまう辛い年でした。昨年も延期を決定した挙句、ようやく再開できた成人式です。本来は文化会館も休館で、開催を支えたスタッフも貴重な年始の休日を犠牲にしたはずです。どうか、そういった周囲の想いを受け止めて、広い視野を持てる大人に育ってください。

今年に入ってからは、オミクロン株とやらが騒がれています。早々に飲食店への客足は途絶え、観光業界にはキャンセルの連絡が急増していると聞きます。
しかし、もうこれ以上若者からあれやこれらを取り上げることは止めにできないでしょうか。データからは、持病を持たない健康な若者は回復できることがわかっています。

今日も高校生が肩を組んで登校していきます。
友達と肩を組んで歩くなんて、私たちにとっては何十年前の出来事でしょう?
彼らにとっては無意識の動作でも、友情を育む貴重な時間であり、人間が持つ親愛の情がまさに開花している瞬間です。
小池東京都知事にとっては「密」でしょう。けれども「離れて歩け」などとは言えない美しい光景です。正しく育った彼らにも、数年後の成人式は必ず提供してあげたいものです。


当社から望む中央アルプス