膝の痛い同級生が、グルコサミンを飲んでいると口にします。
すかさず別の同級生が噛みつきました。「オメーなぁ、グルコサミンを飲んだって、胃で糖分に分解されて終わりだぞ!。膝まで到達する訳ね―じゃねえか!」全くその通りで、法的に許されてはいても、これらの商法には眉をひそめます。
さて、あるぷす不動産の自宅の畑には「ブルーベリー」の木が20株くらい植えられています。ブルーベリーの果実は今が収穫期で、間もなく季節を終えようとしています。
このブルーベリーは先に逝ってしまった中城社長の夫人が残してくれた、想い出の木です。社長の中城は目にハンディを抱えることから、それを気遣って「沢山のブルーベリーを食べさせたい」という妻の願いによって、多くの苗木が植えられました。
ブルーベリーに含まれるアントシアニンが「目に良い」というのは、お決まりのキャッチコピーではあるものの、これもグルコサミンの例に漏れず、医学的に証明されていることではありません。
しかし、あるぷす不動産のブルーベリーは、夫である中城の目には効果があると思えて仕方がないのです。
それを証明する方法はないものか?と考えた時、「量子力学」論を用いれば説明が付き、多くの方にも「確かにその通りだわ…」とご賛同いただけるのではないかとの思いに至りました。
さらにそこから気付いたことは、「死してなお、人はこの世に存在し続ける」という仏様の世界です。
* * *
さて、まず最初に「愛する夫の目が健康でありますように…」という願いによって、ブルーベリーの苗は植えられました。
植物でありながら、ブルーベリーをどんどん細かく見ていくと「素粒子」という、人の目には見えない最も小さな存在に行き着きます。
次にブルーベリーを育てる太陽。太陽の光も分解すると「光子」という光の粒である「素粒子」に行き着きます。
ブルーベリーの素粒子は、太陽の素粒子を取り込むことで育つのです。
話は少し戻り、ブルーベリーの苗を植えた時、「夫の目が健康であります様に」と、夫人からは「願い」の「生体素粒子」が飛んでいて、植えられた苗木の素粒子との間では、波長の共鳴が起きていると考えられます。
つまり、ブルーベリーは自分が何の使命を持って、ここに植えられたかを知った訳です。
そしていよいよ果実の収穫を迎えます。太陽エネルギーの素粒子と、夫人の願いの素粒子とが共鳴し合ったブルーベリーの素粒子です。
その果実を口にした時、夫の中城には妻の願いを受け取った「幸せ」の生体素粒子が飛ぶと考えられます。夫人の「願い」の素粒子は、ブルーベリーの素粒子を介して、夫の「幸せ」の素粒子とで共鳴し合うことにより「願いは確かに届いた」と言えるのです。
これは毎年毎年、このブルーベリーを口にするたびに起こります。
当然ながら、夫である中城の目には、アントシアニンなどと言う成分を超越した、夫人からの「生命の輪」が届けられたと言って良いでしょう。
答えを言い変えれば、「このブルーベリーは、夫の中城の目には本当に効くのだ」という結論になることをご理解いただけましたでしょうか?。目に効くどころの話ではないのです。
さらには、量子力学的な論理から見え隠れするものは、これら全ての結びつきが、仏様の世界でもあるように思える事です。病床における夫人は、多くの写経を残し、我々に仏様の存在を教えてくれています。
そして死してなお、夫人(の素粒子)はブルーべりーの木に宿って生きているのです。
令和6年のお盆を前に ー合掌ー