スターバックスが不要な駒ヶ根づくり「市長選②」

駒ヶ根市長選挙は、一ヶ月後の1月21日に迫りました。
今や選挙は変わり始めています。18歳以上に選挙権が与えられた変化は確実に出ており、必然的に、投票行動を左右する役割をSNSが大きく担っているからです。
さて、この市長選において、現代ツールが優位に作用するのはどちらの陣営でしょうか?

ただでさえ、駒ヶ根市には年間200人の子供しか生まれません。2020年に32,000人だった人口は、2040年には26,000人にまで減少すると予想されています。驚愕な人口減少のその先も、いったい駒ヶ根市は市政を維持できるのでしょうか?
危機的な状況へ向かう市政にあって、未来を託せるリーダー選びはとても重要なのです。

今後は、市民の意識改革も必要になります。
例えば、「駒ヶ根にはスターバックスがない…」そんな嘆きを多く耳にします。しかし、全国チェーンが出店できない田舎度数の高さは、今も昔もこの先も変わりはしません。にもかかわらず、昭和の頃同様に他の街と同じである事を望み、そうならないことを嘆いていれば、早晩に駒ヶ根は「オワコン」を迎えます。
「…コーヒーチェーン店なんか無くたってさあ、駒ヶ根には素敵な店がいっぱいあるじゃん!」本来の街の姿とはそれが理想であり、市民こそが「駒ヶ根らしさ」を追求する美意識に変革すれば、街は再生へと歩み始めるでしょう。

例えば、大自然を有する八ヶ岳南麓一帯にもスターバックスなどありません。しかし代わりに存在するのは、魅力あふれるカフェやレストラン。都会人たちは、帰途の大渋滞を承知で、それらを目指してやって来るのです。
ロケーションに優る駒ヶ根がそうならないのはなぜか?
名古屋からも近いのに、名古屋のシェフやオーナー、銘店が駒ヶ根に出店しないのはなぜか?
「駒ヶ根に入ると、何か雰囲気違うね!」なぜ、そんな街づくりをしてこなかったのか?それを考え、それを政治にも問いかけるべきです。

この市長選から、いよいよネット世代が動かす選挙になることを期待します。若者よ、君たちが選挙を動かし、新しい駒ヶ根を創れ!

photo:5月の中央アルプス開山祭(駒ヶ根市観光協会Facebookより)
普通にこんな行事があるなんて、駒ヶ根ってスペシャルな街なのです。