本年もよろしくお願いします~平成28年の正月事情

暦の影響で、短いお正月だったような気がします。駒ヶ根のお正月は快晴続きで、昨年の雪中の年明けとは比べようもありません。気温も日中は10度以上にもなり、3~4月並の陽気です。暖冬に加えガソリンや灯油の値段も下がり助かる一方で、やはり冬は冬なりに気温が下がらないと困る事も多いのが長野県の実情です。暖冬の影響はすでに昨年秋から出ており、りんご「ふじ」は気温が高いまま収穫期を迎えたために蜜の入りが良くありませんでした。野沢菜漬けも気温が高いと上手く漬からないものです。深刻な駒ヶ根高原スキー場は未だに片方のゲレンデしかオープンできません。干し柿で有名なブランド「市田柿」は高森町市田を中心とした飯田市・下伊那郡の特産品なのですが、柿の収穫期と乾燥期間のバランスが合わなくなって困っているそうです。今後はより北上した寒い伊那・駒ヶ根地方が生産に適するのではないかとさえ言われています。10年、20年後の駒ヶ根はどんな様子になっているのでしょう・・・。

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