2025年のゴールデンウィークが終わった駒ヶ根です。
さて、ゴールデンウィークを利用して、Amazonプライムでドラマを見たのです。「ちょこっと京都に住んでみた」という作品。
「京都に行ってみたいな…」おぼろげに想っていたところへ、このタイトルが目に飛び込んだことが閲覧のきっかけです。
京都の町家で一人暮らしをする叔父さん(近藤正臣)のところへ、東京の姪っ子が泊まりに来た設定で始まります。
姪っ子は、京都人の叔父さんから「お使い」を頼まれることでストーリーは進みます。お使い先の店々は、京都人しか知らないような創業100年超えの老舗店ばかり。それらを巡っては、東京人の姪っ子が、京都人の暮らしの奥深さを発見していくという構成です。
有名観光地とは無縁の日常のストーリー展開、しかもごく限られた出演俳優とセリフの数。姪っ子が訪ねる店舗でのやり取りも、ほぼアドリブで進行します。
*** ちょこっと駒ヶ根に住んでみた(仮)***
そうして数日間をかけ、シリーズ1~2を全て見終わった後、こう思ったのです。「これ、駒ヶ根市が『ちょこっと駒ヶ根に住んでみた』を制作したら良いのに…」。
行政によるSNS発信やYoutube発信は必要不可欠と言われながらも、極めて安価で出来る情報発信のはずが、実際にはどこの市町村も成果を挙げられてはいないように感じます。
あくまでもYouTube動画のクオリティで良く、むしろ高校の映画製作同好会レベルの感じが好印象なイメージがありますが、皆様はどう思われますか?費用をかけた一本のPR動画が、視聴回数さえ伸びない行政モノが多い中、コンテンツで勝負するシリーズ化や、ドラマ仕立てのストーリー展開は良い方法だと思います。
例えば、駒ヶ根に暮らすおじいちゃんの家に、都会から若い孫が数週間暮らすことになったと設定して、数本の動画を作ってみちゃぁいかがでしょう?べらぼうな蔦重も、他よりおもしれぇコンテンツが重要だと教えてくれています。
高速バスでやって来た孫が、おじいちゃんの軽トラを借りて駒ヶ根市内のあちらこちらへお使いに回ります。
日常で我々が目にしているアルプスを、都会の若者の目を通した映像で写したり、方言丸出しの駒ヶ根の人々との素朴な会話があったり、ストーブの灯油がすぐ切れる生活感や空気感を伝える。移住を希望する人たちにとっては、駒ヶ根に対する愛着が猛スピードで沸くと思うのです。
*** ドラマのその後… ***
京都を旅したいと心の隅に想っていた私が、ドラマを見終えて起こした行動は、京都の中古物件探し。
駒ヶ根を好きになってくれれば、同じような行動が日本中で起こることも期待できます。
「それで、京都に良い物件は見つかったかって?」それが、い~物件を見つけたんです。京都御所に近い、鴨川に面した高級低層マンション。
ただちょっと、値段が読めないのです。
¥1300,000,000ーて、いくらなのか?読める方、教えて下さい。
駒ヶ根の、数百万円程度の「空き家物件」に慣れてしまっているもので…。
田んぼの水温む(駒ヶ根市下平)