ゴミの日は、ビールの空き缶が多めの駒ヶ根です。
さて、世界中で社会問題化している移民政策。
日本でも「石破の移民政策」などとの言葉が飛び交います。
しかし、日本政府は表向きは「移民政策」は行っていないと言い、AIにそれを尋ねてみると、「日本は移民大国です」と答えてくれます。
何じゃそりゃぁ!。そうです、もうすでに駒ヶ根市は、「移民問題」の渦中にいるのです。
5月頃、長野市や松本市の山合いの住宅に狙いを定めた強盗事件が起こりました。犯人はベトナム人です。彼らはいったい何者なのでしょうか?
毎年のように、山梨県内の果樹園から、収穫前の「桃」や「ぶどう」を大量に盗んでいたのも、ベトナム人集団でした。
なぜ我々の周囲には、それほど多くのベトナム人がいるのでしょうか?
*
冒頭の通り、日本政府は表向き「移民政策」を行ってはいません。
ところが、5つの省庁で外郭団体「JITCO」を創設し、「技能実習制度」なるものを発足。その目的は、日本の労働力不足を補うためにアジアの若者を入国させる手段であることから、AIも、この制度を実質移民政策と認識するようです。
制度上では、レタスの収穫や魚の卸し作業も、広義において「特定技能」として認められ「在留資格」が下りるので、技能実習生らは、人手不足にあえぐ全国の企業で、あちらこちらの工場・農村で働いています。その人数たるや全国に40万人以上、これは長野市の人口よりも多く、東京ドーム9個分の客席数に匹敵します。
当然ながら、駒ヶ根市の複数の企業でも、男女問わず、アジア各国から来日した技能実習生が働いています。
さて、日本政府が「移民政策ではない」とする根拠ですが、「技能実習生」は最大5年間の「技能実習期間」が終わると、帰国しなければなりません。大概は3年間で帰国します。
即ち、「帰ってもらう前提なのだから移民ではない」としています。
でも、帰っても、新しい実習生が毎年入れ変わりに入ってくるのです。
**
では、悪事を働いたベトナム人にスポットを当ててみましょう。
彼らは元々、「技能実習生」として日本へ来たものと思われます。
川口市のクルド人の様に、観光目的で来日してから「難民申請」→「日本に居座る」手段もありますが、難民申請者は「人権」の名目で守られ、しかも労働も認められるため、彼らベトナム人の行動からすれば、技能実習生逃亡者だと容易にわかります。
技能実習生は、日本行きを斡旋してもらう為に、現地で100万円ほどの借金を抱えて来日すると言われています。
ところが日本では、(制度上の)最低賃金で従事し、夢見たほどに稼げる訳もなく、実習期間満了で帰国する時には無一文で帰国する者も少なくありません。
中には、早々に働き先の企業から逃亡する者も少なからずいるのです。
逃亡した瞬間から、彼らは「不法滞在者」であり「犯罪者」です。
日本語も不自由であれば、ベトナム逃亡者仲間で身を寄せるでしょう。そんな者たちが食いつなげる筈がありません。家畜を盗み焼いて食べ、農作物を深夜に盗んで横流しをして食いつなぐのです。
稀に、「可哀そうだから」との理由で、不法滞在者にアルバイトをさせる飲食店経営者もいますが、その経営者も「不法就労助長罪」に罰せられます。
行き詰まった不法滞在者たちは、とうとう、人目につかず、防犯意識の緩い山合の民家に押し入ったという事でしょう。
全国各地で、こうした外国人による強盗致傷事が起こっています。
***
ベトナム人ばかりを悪者に書きましたが、あくまでも犯罪を犯した者たちが対象なのでお許しください。
真面目に働く若者の方が圧倒的に多いのは紛れもない事実ですが、 ① 労働力不足に頭を悩ます企業は、こういった制度を利用するしかないのが現状であり、 ② その中には逃亡をして、犯罪に手を染めてしまう者が一定数いるのも現実であり、 ③ 犯罪手口は、日本人の常識をはるかに越えた異常さが際立つ内容であり、 ④ 監理責任があるはずの入国管理局でさえ、地方の不法滞在者の捜索まで手が回らないのが実情です。
いよいよ、長野県の山合いの民家に押し入った外国人強盗事件のニュースに触れ、「よもや、駒ヶ根でそんなことは起こるまい」などと呑気に構えるのは、もう捨て去るべき時代が来ていると感じています。
伊那谷は果物狩りのシーズン中です!